最近この本を読みました。
内容はコストを抑えて冬暖かく、夏は涼しい家にする。そしてランニングコストも抑えられる家を建てるというのが目的の本です。
北海道で建てられている家を視察したりして研究してきましたが、概ね方向性がまとまってきたと思います。
1.高気密高断熱の数字だけを追いかけてもダメ
2.冬は日射を取り入れ、夏は遮ることが重要
それで特に1と2を追求する会社は多いですが、それだと夏は余計暖かさを閉じ込めてしまったりするなどのリスクがあります。
また、2の日射コントロールまでできてないところがほとんどだと思います。
正直な話、恥ずかしながら私たちもそこまでできてはいないのが実際のところです。
内容は難しい計算式がたくさん出てきますが、これからの時代はより住宅性能も高く求められます。
つまりエコハウスはいろいろな計算をしたり資料も必要になったり、建材なども高価になることから価格が上がりがちです。
そこを費用アップを抑えていくことが私たちに課せられている使命であると感じます。
住宅は過去にも何度も基準が引き上げられてきて、直近では2020年が一つの期限となっています。
私たちもなるべくコストアップせずに、そして良い住宅を提供していきたいと考え今までにもグレードアップを繰り返してきました。
今後も引き続きやっていき、『安価で良い家』というものを目指していきたいと思います。